日本歯周病学会 歯周病専門医

0766-61-2002

富山県小矢部市津沢796-4

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228.上顎奥歯の歯周病(歯根の移植)

歯周病治療で最も困難である上顎奥歯の治療。

上顎の奥歯は基本的に歯根が3本あります。この歯根と歯根の間まで歯周病(感染)が進行してしまっている場合、「根分岐部病変」と呼ばれ歯周病治療が非常に困難になります。それは、歯根と歯根の間の感染を完全に取り除くことが難しいからです。

このような場合、①、②、③の歯根のうち、状態の悪い歯根を1本か2本抜歯して状態の良い歯根を残します。これを、分割抜歯といいます。歯を1本丸ごと抜歯するのではなく、部分的に抜歯し状態の良い歯根を保存するのです。

 

今回は、下写真の方法をとりました。②の歯根は状態が悪いので抜歯し、③の歯根は状態が良いので保存。①の歯根を保存すると、その後に冠を被せた後にブラッシングが行いにくくなるため、①の歯根も抜歯する予定でしたが歯の無い部分に移植することとしました。

右写真は移植後数カ月経過して、冠を被せた状態です。

 

普段は行わない治療法ですが、①の歯根の状態が良く、抜歯するだけでは勿体ないため、歯の無い部分に移植しました。

 

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227. 歯(親知らず)の移植

今回も親知らずの移植のケースです。

※患者さんの了承を得て掲載しています。

オレンジ〇の歯は歯根が割れているため青矢印部分が感染して骨が吸収しています。そのため抜歯するしかありません。

 

しかしながら、青○の親知らずが咬む歯もなく余っています。そこで、オレンジ〇の歯を抜歯して、青○の親知らずをその場所へ移植する計画としました。

 

親知らずを移植した直後の写真です。

 

 

移植後数カ月の写真です。

 

 

移植した歯は動揺もなく経過良好です。

抜歯した後の治療法としては、ブリッジ、入れ歯、インプラントの方法がありますが、「歯の移植」が最も有効な方法です。

 

 

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226.根管治療の5年後

根管治療のケースです。

術前写真(左)では、根の先に黒い影(骨が喪失した部分)が確認されます。これは、根管内に細菌感染が起こっているためです。

 

この場合、根管内の細菌を取り除く治療になります。

術直後(真ん中)では、根管内の細菌はおおむね取り除けているはずですが、まだ黒い影(骨が喪失した部分)が確認できます。

術後3~6ヶ月かけて骨再生が起きるため、術直後では骨の再生は確認できませんでしたが、術後5年(右)では、オレンジ矢印部分の黒い影がなくなり骨が再生されていることが確認できます。

当院では、できるだけ確実な根管治療(保険治療)を行えるように、CT撮影やマイクロスコープを使って治療しています。

 

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225.重度歯周炎からの回復

今回は重度歯周炎(歯周病)のケースです。

下写真の左が術前で右が術後です。

 

術前写真の青矢印で示すように歯の周囲の骨が吸収し抜歯適応でした。

しかしながら、根管治療とSRP(スケーリングルートプレーニング)のみで術後写真(右)まで回復しました。顕著に骨再生が認められます。歯の動揺も改善しました。

私は、歯周基本治療(非外科治療)のみでも骨再生するケースも多く経験しています。歯周外科治療も必要と考えてはいますが、まずは「歯周基本治療」が重要です。

歯周基本治療とは、歯間ブラシ、フロス、歯ブラシによる口腔清掃、そしてSRP(歯茎の中の歯石除去と歯根面の滑沢化)を中心とした治療をいいます。

歯周外科治療では、骨再生を狙った「エムドゲイン」「リグロス」といった材料も使われていますが、歯周基本治療(非外科治療)でもこのように回復することもあるということです。外科治療の最大の欠点は、切開することで血液供給を遮断することであると考えています。

患者さん自身のプラークコントロールが良好に行えた上で、技術の高いSRPを行えば,非外科治療でも良好な結果が得られると、私は考えています。

 

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224.親知らずの移植

今回も親知らずの移植です。

オレンジ〇部分の歯が喪失しています。そして、青○が親知らずです。この親知らず(青○)と咬んでいる歯は無く、余っている状態です。このまま親知らずを残しておいても抜歯するしかありません。

 

このまま親知らずを抜歯してしまうのが勿体ないので、この親知らず(青○)をオレンジ○部分へ移植する計画としました。

下写真は移植直後の状態です。

 

移植した歯は歯の中の歯髄(血管、神経線維、細胞が入っている組織)が失活してしまうため、根管治療(歯髄が入っている組織を消毒すること)を行い、冠を被せていきます。

冠を被せた状態です(下写真)。これで、咬めるようになりました。

 

今のところ良好に経過しています。

北陸は歯科大学がないため、歯科大学附属病院がありません。私が勤務していた神奈川歯科大学は附属病院があります。歯科大学附属病院には、補綴科(入れ歯や咬み合わせ)、歯周病科、保存科、障害者歯科、放射線科、口腔外科、矯正科、小児歯科と専門分野が別れています。

北陸にも医学部大学附属病院や市民病院がありますので「口腔外科」はありますが、歯科大学附属病院の「補綴科(入れ歯や咬み合わせ)」「歯周病科」はありません。

当院は、歯科大学附属病院の「補綴科(入れ歯や咬み合わせ)」「歯周病科」と同じく、その分野の「専門医」であります。その分野に関しては、難しい症例も大学病院で診療してきたように専門的に診療しています。

それが当院の役割と考えています。

またご相談ください。

 

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223.歯周基本治療による改善

今回も歯周基本治療にて改善したケースです。

術前の青矢印部分。これは「歯肉縁下歯石」といって「歯茎の中に付いた歯石」です。これに細菌の内毒素が含まれているため、歯槽骨の吸収が起こります。

 

治療は、まずは①口腔清掃指導!当院では、必ず①歯間ブラシ②フロス③歯ブラシの順番で行っています。自宅での清掃もこの順番でお願いしています。

次に②スケーリング・ルートプレーニング。口腔清掃がきちんと行えて、歯茎の炎症が改善した状態になったら、このスケーリング・ルートプレーニングを行います。

スケーリング・ルートプレーニングは歯茎の中の歯石の除去と汚染した歯根面の滑沢化のことをいいます。

術後のオレンジ矢印部分の骨のラインが明瞭になったのがわかります。歯周ポケットも改善し、正常値に戻りました。

術前術後のレントゲンを比較するとよくわかります。

 

 

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222.歯槽骨の再生 歯周基本治療

術前の写真では、青矢印部分に大きな骨吸収が確認できます。歯の動揺もありました。術後の写真では、青矢印部分に歯槽骨の再生が確認できます。

 

治療は?

歯の安静を図る目的で、咬み合わせの調整を行いました。(しかし、歯が動いているからといって、闇雲に削ってはいけません。)

炎症をコントロールするために、口腔清掃指導(当院では歯間ブラシ→フロス→歯ブラシの順番)およびスケーリング・ルートプレーニングを行いました。スケーリング・ルートプレーニングは、歯茎の中の歯石を取り除き、歯根の表面を滑沢化することで、細菌の毒素を取り除くことを目的とします。

これらの治療を「歯周基本治療(非外科療法)」といいます。それでも治らない場合は、「歯周外科治療」を行うのですが、「歯周基本治療(非外科療法)」のみで改善する場合も多いのです。

今回も「歯周基本治療(非外科療法)」のみで歯槽骨の再生および歯周ポケットが改善しました。

 

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221.親知らずの移植治療

今回は親知らずの移植のケースです。

術前写真です。

オレンジ〇部分の歯が割れてしまって抜歯が必要になりました。また、青〇部分には歯茎に埋まっている親知らずが確認されました。

 

治療計画です。

オレンジ〇の歯を抜歯して青○の親知らずを移植することにしました。

術中の写真です。移植直後を示します。

 

移植後数ヶ月の写真です。

 

金属冠が装着されて予後良好です。歯根の長さは短いものの、しっかりと機能しています。

 

 

親知らずの移植は、保険診療が可能です。

またご相談ください。

 

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220.根管治療

根管治療のケースです。

左写真が術前です。矢印部分に黒い影が確認できます。右写真は術後写真です。矢印部分の黒い影がなくなり、治癒が確認されました。根管治療が成功したことを意味します。

 

なぜ、黒い影ができるのでしょう?よく歯科医院で「神経を取ります」と言われたことがある方も多いと思います。

この「神経をとる」というのは、「歯の中(根管)に歯髄という組織があって、その中には①神経線維②血管③細胞など重要な組織があります。それを全部取ってしまいます」という意味なのです。

つまり歯の中の血管を取ってしまうことは、細菌を退治してくれる白血球が居なくなるということなのです。白血球が居なくなれば、自然に治ることはありません。

一度歯茎が腫れて、腫れが引いたとしても時間が経つとまた腫れてくるのは、細菌の巣が歯の中(根管)にあって、そこには細菌を退治してくれる白血球が居ないわけですから、歯の中で細菌が増えるとまた腫れてくるという訳なのです。

当院はマイクロスコープで根管治療を行っています。これの使用により根管治療の成功率が格段に上がりました。全てが完璧にできる訳ではありませんが、できるだけ成功へ導けるように努めています。

またご相談ください。

 

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219. 歯槽骨の再生

今回も歯槽骨の再生が見られたケースです。

術前写真ではオレンジ矢印部分に骨欠損(深い歯周ポケット9mm)が確認されます。このような「クサビ状骨欠損」は、単にプラーク(歯に付いた細菌の塊)によって起こったものではなく、そこには「歯ぎしり」のような歯に対して外傷的な強い力が加わっていることが考えられます。

 

歯周病学では、歯周病の原因はプラーク(歯に付いた細菌の塊)で、さらに歯ぎしりなどの強い力が加わると、「クサビ状骨欠損」が起こると考えられています。

このケースでは、歯ぎしりによって生じた「歯に加わる強い力」を咬合調整(今回の場合は歯を削合)することで取り除いた上で、歯周外科治療(フラップキュレッタージとテルプラグの移植)を行いました。

その結果、クサビ状骨欠損は縮小し、青矢印部分に骨再生(歯周ポケットは9mmから4mmまで回復)が確認できました。

前回のケースのようにSRPのみでも骨再生が起こることがありますが、それが困難な場合は歯周外科治療を行うことも有効です。

またお問い合わせください。

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診療時間: 午前 8時30分~12時
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