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16.歯周病症例(歯周-矯正治療2)

21歳女性、主訴は歯並びを直したい。矯正科より依頼を受け来院されました。歯肉に炎症があり、エックス線像で、歯肉縁下歯石が認められ奥歯を中心に歯槽骨の吸収が確認されます。

治療計画です。歯肉の炎症では、矯正治療は行えません。まずは、歯周基本治療を行います。ブラッシング指導、スケーリング・ルートプレーニングを行い、再評価後に矯正治療を行いました。本症例は、歯周病の原因除去を行ったのみで、歯周外科処置は行いませんでした。

術後です。歯肉の炎症も改善され、エックス線像でも歯槽骨頂部および歯根膜腔の明瞭化が確認できます。

 

渡辺歯科医院

日本歯周病学会 歯周病専門医