月別アーカイブ: 12月 2022
277.重度歯周炎
久しぶりの更新です。
矢印の部分の骨吸収像が確認できます。
歯周ポケットから感染し、歯の中の歯髄(神経が入っていた管)が感染して死んでいる状態でした。このような場合、「歯周ポケットの掃除」と「歯髄腔の掃除」の両方から治療のアプローチをする必要があります。
下図のイメージです。
歯周ポケットからの感染経路を示します。
歯周ポケットから歯根表面の掃除(スケーリング・ルートプレーニング)と根管治療(歯髄腔の清掃)の両方を同時期に行います。
治癒したかどうかは、「レントゲン撮影」および「歯周ポケットの検査」を行えば分ります。下図のようになれば治癒しているといえます。
さて症例の術後です。
矢印部分の黒い影(骨吸収像)が消えて骨が再生しています。
歯周ポケットからの感染で歯髄が死んでしまった場合、なかなか治癒は困難なケースが多いのですが、このケースは上手く治癒したといえます。
またお問い合わせください。
土曜日と平日の夕方(17時以降)の診療は大変混雑しています。新規患者様の受け入れが難しい状況です。しかしながら、「歯周病治療」に関しては、歯周病専門医が富山県呉西地区では2軒しかありません。歯周病専門治療を求めていらっしゃる患者さんの治療をこの地域で行っていくことこそが私の役目になりますので、歯周病で困っていて専門治療をご希望の方はお問い合わせください。
コロナウィルス濃厚接触のため12/26月まで休診になりますのでご迷惑をおかけしますが宜しくお願い致します。
※予約自体が大変混み合っていますが、急患で入られる場合、「痛み」がある時と「腫れ」がある時は、予約と予約の間で診させて頂きます。その他、被せものが外れたなどの急性症状がない場合は、少し先の予約になります。
※また、他院に通院中に「診断が納得いかない」方は、必ずセカンドオピニオンとして「紹介状」と「診断に至った資料やその結果」を通院中の先生に書いてもらって来院してください。
宜しくお願い致します。
日本歯周病学会 歯周病専門医
日本歯周病学会 研修施設
渡辺歯科医院
新型コロナウィルス濃厚接触により12/26月まで休診のお知らせ
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