月別アーカイブ: 2月 2022

279.インプラント治療の予後

インプラントのケースです。

オレンジ矢印部分が欠損しているため、インプラント治療を希望されました。インプラントは2本埋入予定としました。

 

埋入後2年半です。

 

2本のインプラント(オレンジ矢印)の状態は良好です。また、インプラントの状態が良好かどうかの判断は、「動揺がないか」「インプラント周囲の粘膜が腫れていたり、うっ血していないか(青くなっていないか)」「レントゲンで辺縁の骨吸収がないか」などで判断します。

レントゲン写真の青矢印を見ると、インプラント周囲の骨が真っすぐになっています。これは、インプラント周囲の骨吸収がなくとても良好な状態である証拠といえます。

 

またご相談ください。

 

渡辺歯科医院

日本歯周病学会 歯周病専門医・指導医

日本補綴歯科学会 専門医

 

278.骨の再生

歯周病の骨再生の紹介です。

レントゲンの歯は、①と②の2つの歯根があります。②は歯根周囲の歯槽骨が完全に喪失しているため保存することはできないと判断しました。

 

そこで、②を抜歯して①のみを保存し、その後SRP(歯茎の中にある歯石の除去)を行った結果、青矢印と黄色矢印の骨が大きく再生しています。

 

 

このように1本の歯を全て抜歯するのではなく、半分残すことも可能です。

 

またご相談ください。

 

渡辺歯科医院

日本歯周病学会 歯周病専門医

日本補綴歯科学会 専門医