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204.乳幼児期のムシ歯予防!

昨日、津沢こども園の歯科検診へ行きました。

乳幼児期の虫歯予防をプリントにまとめましたので、ご紹介します。

「虫歯予防のコツ!!」

乳幼児の虫歯予防で重要なのは、この2つ(①フッ素と②フロス)です。

①フッ素について

・フッ素洗口や歯磨き剤に含まれる低濃度のフッ素は虫歯予防に有効です。フッ素は食品(食塩や味噌)や人の歯や骨にも含まれており安全な物質です。

・こども園で行っているフッ素洗口は20本ある歯のうちの4~10本も虫歯予防をしてくれます。(疫学調査より)

・また、適切な歯磨き剤の量を使用すれば、20本ある歯のうちの4~6本も虫歯予防をしてくれます。(疫学調査より)

・使用するフッ素入り歯磨き剤の量は、年齢によって異なります。下図を参考にしてください。少量の歯磨き剤はうがいができないお子さんが飲んでしまっても問題ありません。

 

フロスについて

・フロスは乳歯列の一番奥の「E」の歯が生えたら(2歳半)使いましょう。フロスは「歯と歯の間用」の歯ブラシです。歯ブラシをしていてもフロスをしていなければ、歯と歯の間のプラーク(細菌の塊)は落ちていないのです。3~4歳から歯と歯の間の虫歯が増えてきますのでフロスは有効です。

 

 

・フロスは子供用の柄のついたものが使用しやすいです。歯と歯の間に入れて、歯に沿わすようにゴシゴシ磨いてください。

 

日本歯周病学会 歯周病専門医

日本補綴歯科学会 専門医

渡辺歯科医院