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入れ歯(義歯)
義歯(入れ歯)は、人工的に作ったものですから違和感の程度や種類も患者さんによって差があります。同じように製作しても顎堤(土手)の状態で痛みが出たり、落ちやすかったりします。全く同じ粘膜の人はいません。顎堤(土手)の状態に合わせて、型のとり方、噛みあわせの与え方、材質を変えて、使いやすいように工夫して製作していきます。
また、装着した入れ歯を快適に長く使用していただくためには、入れ歯の洗浄が最も重要になります。入れ歯にも細菌が付着しバイオフィルム(歯周病と同じように)を形成します。入れ歯を綺麗に洗浄するだけで、入れ歯がお口の定位置に戻り、噛み合わせが整って痛みがとれることがあります。そのため、患者さん本人による毎食後の洗浄はもちろんのこと、当院にて3〜6ヶ月に機械的洗浄と薬液・超音波洗浄を行いプラークの除去を行います。
義歯(入れ歯)の種類と名称
・部分床義歯(部分入れ歯):
歯が残っていて、その歯にクラスプ(入れ歯の針金)をかける部分的な入れ歯
・全部床義歯(総入れ歯):
歯が全部喪失している場合に入れる入れ歯。