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176.インプラント治療
今回はインプラント治療についての紹介です。
上下とも奥歯が喪失しています。そのため、特に上顎の前歯に負担がかかります。
レントゲン写真です。×の歯は動揺が激しく重度の歯周病にり患しているため抜歯となります。
上は抜歯となり、無歯顎となりました。しばらく、入れ歯を修理して使用していただきます。
上顎は総入れ歯を使用していただいて、その間にインプラントを順番に埋入していく計画としました。下のレントゲン写真ではピンクの〇で囲った部分が5つありますが、5回に分けてインプラントを埋入していきました。
術後の口腔内写真です。インプラントは数年かけて合計15本埋入されました。土台の金属部分が見えますが問題ありません。メインテナンスを行いやすい設計になっています。
口唇が被ってしまえば、インプラントの根本の金属は見えません。
インプラントは歯周病菌に感染してしまうリスクがあります。十分な歯周病治療を行ってから行う必要があります。
歯を喪失する過程で、虫歯で歯を失ってきたのか、それとも歯周病で歯をうしなってきたのかでインプラント治療の考え方は全く違ってしまします。
気になった方はまたご相談ください。
日本歯周病学会 歯周病専門医
渡辺歯科医院