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入れ歯(義歯)
入れ歯のお手入れ
入れ歯のお手入れ方法
入れ歯とお口の中の歯が汚れていると、決められた位置にきっちり入らずにゆるく感じたり、顎堤(土手)に痛みが出たりします。また、細菌が繁殖し、全身の病気の原因になったりもします。
長く持たせるにはお手入れが一番重要です。また、細菌バイオフィルムを除去するために、歯科医院にて3〜6ヶ月のメインテナンスが必要です。当院では、義歯洗浄剤(歯科医院専用のもの)と超音波洗浄を行っていきます。
使用する道具
(1) 義歯用ブラシ
(2) 歯間ブラシ(大きなサイズ)、試験管用ブラシ、綿棒
(3) 中性洗剤・泡状の消毒石けん
※歯磨き剤は使わないで下さい。
いつ掃除する?
毎食後(おやつの後も)
※1回お掃除できずに抜かしてしまったら、
その次の機会は倍丁寧に
お口の中も忘れずに
クラスプ(針金)がかかっている歯を特に入念に磨き、歯列全体の歯磨きと顎堤(歯のない土手の部分)の清掃を忘れずにして下さい。


入れ歯のお手入れの手順
- (1)食後すぐに入れ歯とお口の中を水で洗い流します。
- (2)入れ歯は、義歯用ブラシと泡状の消毒石けん(中性洗剤)で力を加えずに表面をなでるようにあちこちの方向に向きを変えて磨きます。入れ歯の内面の湾曲に沿ってブラシを当てます。
※ 歯磨き剤は使わないでください。 - (3)クラスプ(針金)の内側の清掃は特に大事です。写真のように試験管用ブラシ(写真は100円均一で購入)や歯間ブラシで洗浄して下さい。
- (4)細かい凹面を充分に意識してブラシを使います。
- (5)入れ歯の表面と人工歯を磨きます。
- (6)十分にブラシで洗浄した後に、義歯洗浄剤を使用して下さい。
- (7)お口の中はクラスプ(針金)がかかっている歯を含めて十分に歯磨きします。
※注意: 清掃中に義歯を落とすと壊れてしまいますので水を張った洗面器や流しの上で磨いて下さい。
夜間の装着について
基本的に連続して6時間、顎堤を休めるために入れ歯を外す時間があった方がいいので、就寝時は外して水中に保管してください。ただし、入れ歯を外して寝ると残りの歯が痛くなる、噛みこんで顎堤や顎の関節が痛くなるなどの症状が出る場合は、相談して装着して眠るようにします。
