4/6 (水)および4/7 (木)は電気工事のため、休診になります。
宜しくお願い致します。
渡辺歯科医院
日本歯周病学会 歯周病専門医・指導医
日本補綴歯科学会 専門医
根面被覆術のケースです。
歯が歯肉退縮(歯茎の痩せ)で下がっています。
そこで、根面被覆術という歯周外科治療を行いました。口蓋(上顎の内側)から歯肉を採取して移植します。
左が術前、中央が術中(歯茎の移植を行い縫合した状態)、右が術後(約2年後)です。
歯茎を移植した部位にはテルダーミスというコラーゲンを移植して縫合します。この部位は2~3週間程度で元の状態に戻ります。
下写真の左が移植するために採取した歯茎、右の写真が移植後にテルダーミス(コラーゲン)を移植した部位です。
「歯茎の痩せ」が気になる方がいらっしゃれば、またお問い合わせください。
渡辺歯科医院
日本歯周病学会 歯周病専門医・指導医
日本補綴歯科学会 専門医
インプラントのケースです。
オレンジ矢印部分が欠損しているため、インプラント治療を希望されました。インプラントは2本埋入予定としました。
埋入後2年半です。
2本のインプラント(オレンジ矢印)の状態は良好です。また、インプラントの状態が良好かどうかの判断は、「動揺がないか」「インプラント周囲の粘膜が腫れていたり、うっ血していないか(青くなっていないか)」「レントゲンで辺縁の骨吸収がないか」などで判断します。
レントゲン写真の青矢印を見ると、インプラント周囲の骨が真っすぐになっています。これは、インプラント周囲の骨吸収がなくとても良好な状態である証拠といえます。
またご相談ください。
渡辺歯科医院
日本歯周病学会 歯周病専門医・指導医
日本補綴歯科学会 専門医
今回も根管治療の症例です。
患者さんに許可を頂いてアップしています。
術前写真です。
前歯がグラグラして外れたという主訴で来院されました。
黄色の矢印に黒い影があり骨吸収が起きています。根管内が感染しているということです。歯根も短く、骨吸収も大きいため抜歯の可能性もありましたが、保存治療を試みました。
根管治療で必ず使用するのが「マイクロスコープ」です。これを使用しないと、私自身は正確な根管治療ができません。
術後写真です。
青矢印に注目すると、根の先にあった黒い影がなくなり骨が再生して良く治っています。
「根の先の膿がなかなか治らない」などの症状があれば、お問い合わせください。
根管治療は保険診療で行っています。
渡辺歯科医院
日本歯周病学会 歯周病専門医
日本補綴歯科学会 専門医
根管治療のケースです。
診断にはCT撮影、治療にはマイクロスコープが役立ちます。
右下7(一番奥の歯)にオレンジ矢印部分に黒い影が確認できます。根管内に細菌感染が起こっているために根尖部に病巣が出来ています。
このような場合、根管治療を行って根管内の細菌を減らす治療になります。
術後をCTで確認します。
オレンジ矢印部分の黒い影が消失していきました。根管内の細菌が大きく減少し根尖部の骨再生が起こっています。
これを確認した後、根管充填(最後に詰める薬)を行います。
根管治療後の痛み、腫れ、違和感などありましたらご相談ください。
時間はかかってもいいので、正確に治療したいとご希望の方がいらっしゃればご相談ください。保険診療で行っています。
渡辺歯科医院
日本歯周病学会 歯周病専門医
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インプラント症例です。
中間欠損で最も簡単なケースです。
青矢印の部分の歯が欠損しています。赤〇の歯は神経を取っていてある歯です。このような場合、通常は赤〇の歯を削ってブリッジを勧めます。
この患者さんも最初はブリッジを勧めて仮歯を入れました。しかしながら、歯が無い部分(ポンティックといいます)に舌が入って気になるということで、インプラントを希望されました。
インプラント埋入から6年半後です。
青矢印がインプラントです。黄色矢印に注目すると、インプラントを支えている骨は全く吸収しておらず良好です。
インプラント治療も積極的に行っています。
またご相談ください。
渡辺歯科医院
日本歯周病学会 歯周病専門医
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博士(歯学)
セレックプライムスキャンを導入しました。
医療先進国ドイツからやってきた、コンピューターによってセラミックの詰め物、冠を設計・製作するシステムです。
小型の3D光学カメラを使用してお口の中をスキャンし、歯の形をモニター上に立体再現します。そのあとはコンピューターの3D画面上にて修復物を設計し、加工機を使って詰め物、かぶせ物を削り出します。
1.右のカメラを口腔内に挿入し、カメラにてスキャンします。それをパソコン画面で製作する装置(詰め物や冠)をデザインします。
2.左の加工機(3Dプリンタ)で加工し、10分程度でセラミックの詰め物や冠が完成します。
従来の方法で使用した、型どりの材料も不要ですので「嘔吐反射」があって苦しかった方も問題なく被せものが1日で装着することが出来ます。
セレックは保険診療でも使用可能ですが、保険診療の場合は従来通り、型どりを行ってから模型をスキャンしていきます。現在の保険のルールでは1日での被せものの完成はできませんが、セラミック(自由診療)においては1日で装着まで行うことが出来ます。
加工機(3Dプリンタ)の様子です。
このように数分で削り出して完成します。
歯科治療での詰め物やかぶせ物は、僅かなズレでもフィット感がなくなり隙間ができてしまいますので、口腔内スキャナーの精度は重要な要素です。
大学のMehl教授の2019年の各メーカーの比較研究では、光印象での真度(実寸とどれだけ近いか)と精度(複数回の計測時の偏差)がともにプライムスキャンが優れていることが示されています。
各口腔内スキャナーが示す円が図表の中心に近いほど真度が高く、円が小さいほど精度が高いことを示しています。
プライムスキャンは口腔内スキャナの中で最も高い精度であることが証明されています。
当院は日本歯周病学会の歯周病専門医でもありますが、日本補綴歯科学会専門医でもあります。最先端の補綴診療(咬み合わせの診療)も行っていきます。
セラミックを1日で装着したい方などにお勧めです。
※虫歯が広範囲であったり、土台の製作が必要であったり、他の診療を優先する必要がある場合は1日での装着は困難です。
またご相談ください。
渡辺歯科医院
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今回も根管治療についてです。
右上7の痛みと腫れで来院されました。今回もCT撮影を行いました。奥歯は、根管の走行が複雑なためCT撮影による診断が必要になります。CT撮影は保険診療で行えます。
左写真では、根の先にオレンジ矢印部分に黒い影が確認できます。これは、根管内の感染により周囲の骨に炎症が波及しているからです。右写真では、根と根の間(根分岐部)まで大きく炎症が波及し、黒い影の範囲が大きいことが確認できます。
マイクロスコープを用いて根管治療を行いました。
術後写真を示します。
左写真のオレンジ矢印部分の黒い影が消失し、骨が再生しました。また、右写真の根と根の間(根分岐部)の黒い影も消失し、骨再生が確認できます。
根管治療の評価はCT撮影を行うことで確実に行うことができます。
もちろん、すべてのケースが上手くいくわけではありません。しかしながら、CT撮影やマイクロスコープを使用することで成功率を大きく上げられると考えています。
根管治療でお悩みの方はご相談ください。
渡辺歯科医院
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今回も根管治療のケースです。
根管治療は、CT撮影とマイクロスコープを使用して行います。
CTは通常のレントゲンとは異なり、抜群に診断力が上がります。マイクロスコープは根管内を8~16倍で見ながら行いますので治療の精度が上がります。
私にとってこの2つのアイテムは無くてはならないものとなっています。
今回もCT画像で根管治療の術前術後を比較していきます。
左が術前の写真です。オレンジの矢印に黒い影が見えます。根管内が感染しており根尖部の歯槽骨が吸収し膿がたまっている状態です。また、青矢印が示すのは上顎洞への炎症のは波及です。根尖病巣が原因で上顎洞(副鼻腔の1つで鼻腔とつながっている)に炎症様の所見が確認出来ます。
右が術後の写真です。オレンジの矢印が示す黒い影は極端に小さくなり治ってきていることがわかります。また、上顎洞へと波及していた炎症も消退しました(青矢印部分)。
またご相談ください。
渡辺歯科医院
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