日本歯周病学会 歯周病専門医

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251.歯牙移植(親知らず)の経過

今回も親知らずの移植についてです。

左は術前の写真です。×の歯は歯根破折(根が割れている)のため抜歯となりました。歯が割れており、そこに細菌感染したため周囲の骨が大きく吸収しています。

そのため、×の歯を抜歯して余っている親知らず(青〇の歯)を移植しました。

真ん中の写真は移植直後の写真です。矢印部分に注目すると黒い影となっており、まだ周囲の骨が吸収しているのが確認できます。

右の写真は、移植後1年11カ月の写真になります。矢印部分の骨が再生したため黒い影が消失しています。

移植した親知らずの周囲には「歯根膜」という組織があります。そこにある未分化間葉系細胞が骨芽細胞へと分化します。その骨芽細胞が歯の周囲に骨を形成するのです。

親知らずを抜歯する前に、移植に使えるかもしれません!

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250.年末年始の休診のお知らせ

令和2年12/28~令和3年1/3まで休診になります。

当院に通院されている方で、「痛み」「腫れ」の急性症状がある方は、休診中でもお電話ください。

新規の患者様のご予約は令和3年1/4日以降にお電話ください。

宜しくお願い致します。

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249.根管治療3

今回も根管治療のケースです。

「歯茎が腫れた」と連絡を頂くと、歯周病の急性症状で腫れている場合もありますが、感染根管(根の中の細菌感染)が原因である場合も多いです。

レントゲン写真です。

左が術前、歯茎の腫れおよび動揺が確認されました。矢印部分に黒い影が見られます。根の先の骨が感染で溶けています。

右が根管治療後です。歯茎の腫れ、動揺も改善し、レントゲン上で矢印部分の骨の再生が確認できます。

歯周病の急性症状と類似した症状がある場合、感染根管の可能性もあります。

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248.根管治療2

根管治療の症例です。

左は術前でCT画像になります。

CT撮影を院内で行えるようになってから1年以上が経過しますが、診断および治療には欠かせないものとなりました。

右が術後6カ月のデンタルX線画像。根の先の黒い影が完全に改善しています。

根管治療は保険診療で行えます。

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247.お知らせ

歯周病学会 指導医

5月に日本歯周病学会認定の歯周病専門医指導医を取得しました。

「指導医」は認定医や専門医を取得したい先生を指導する立場になり、北陸に2名のみしかいません。

歯科大学附属病院は北陸にはありません。当院は歯科大学附属病院の歯周病科に近い役割を担いたいと考えています。

他院の先生からご相談を受けることもあります。診療に関しましてなにかお役に立てることがありましたらお問い合わせください。

 

新型コロナウィルスについて

発熱、咳などの風邪の症状がある場合、診療を延期させていただいております。予約が入っている患者さんで風邪症状がある場合、お電話いただければと思います。

また、コロナが終息するには「ワクチン」が必須と言われています。そのワクチンですが、海外の数社から日本へ提供される契約になっているそうですが、新型コロナウィルスのワクチンは超低温でなければ輸送できないとのことです。

富山県の企業である「立山科学センサーテクノロジー」が「超低温用(-80℃)ワクチン保管用センサ」を開発されています。このような医療機器が広く使われるようになり新型コロナの終息へと導いてくれるのでないでしょうか。富山県民として応援しています!

 

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246.根管治療

今回も根管治療のケースです。

術前の写真の矢印部分に黒い影が見られます。

今回も「マイクロスコープ」と「CT撮影」を用いて治療しています。私は、根管治療にこの2つは必須と考えています。

 

 

根管治療は、根管内(根の管の中)の細菌数をどこまで減らせるかが鍵を握っています。

治療直後では、根管内の細菌数を減らしていますが、根の先の周囲の骨の再生はまだ観察できません。

そして4年後の写真です。

根の先の骨も綺麗に再生しています。

根管治療は保険診療で行っています。

またご相談ください。

 

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245.歯の移植(4年経過)

今回も移植のケースです。

オレンジの×印の歯は根の先まで骨吸収があり抜歯するしか方法はありません。そこで、青〇の親知らずが放置され余っています。

 

そこで、オレンジ×の歯を抜歯して、青〇の親知らずを同部位へと移植する計画としました。

移植直後のエックス線所見です。

 

移植後、4ヶ月のエックス線写真です。移植した歯は1ヶ月後より根管治療→支台築造(歯の土台)→ブリッジへと治療を進めました。

 

4年後のエックス線写真です。移植した歯に問題はなく順調に経過しています。

 

4か月後と4年後の比較です。オレンジ矢印部分の骨が綺麗に再生しているのが確認できます。

 

また、反対側の歯にあった根の先の膿も根管治療によって骨再生が確認できます。

 

 

患者さんは4ヶ月毎のメインテナンスで来院されており順調に経過しています。

歯の移植や根管治療は難易度が高く100%成功するとはいえません。しかしながら、余っている歯があれば移植にトライすることは有効な手段であると考えています。

 

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244. 歯(親知らず)の移植

今回は歯の移植についてです。

オレンジ矢印の歯は重度の歯周病に罹患しており抜歯適応となりました。そこで、オレンジ矢印の歯を抜歯して、青〇の親知らずを同部位に移植する計画としました。

 

真ん中の写真は、移植直後の写真です。

移植した歯の周囲には歯根膜という組織があり、その歯根膜幹細胞が骨を形成する骨芽細胞や歯茎を形成する線維芽細胞へと分化して歯の周囲の組織が出来ていきます。

右写真が術後4年です。

移植した歯の周囲に骨が再生しているのが確認できます。

 

デンタルエックス線所見です。

 

移植直後と4年後です。

歯の周囲に骨が形成され安定しています。

親知らずの移植は保険診療で可能です。

 

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243.根管治療

今回も根管治療の紹介です。

患者さんの許可を得て掲載しています。

 

左の写真が術前です。オレンジ矢印部分に黒い影があります。

根管内が細菌感染しているため、根の先に炎症が起きています。症状としては、歯茎が腫れる、膿が出る、咬むと痛いなどです。

治療は金属冠を外して根管内の消毒を行います。

真ん中の写真は、根管治療終了直後の写真です。根管内は洗浄されたものの骨再生には時間がかかるため、この時点ではまだレントゲンでは黒い影が観察できます。

術後4ヶ月の写真が右です。根の先の黒い影がなくなり、骨が再生したことが確認されます。

根管治療はCT撮影とマイクロスコープは必須と私は考えています。根管治療におけるCT撮影も保険で認められています。

 

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242.根管治療

今回も根管治療です。

患者さんに許可を得てアップしています。

今回のケースはかなり難易度が高く、根気・体力・集中力が必要でした。

術前のレントゲンです。

パノラマ、デンタルの写真でわかるように大きな病巣です。また、CT撮影も行いました。CT写真の「前から見た断層撮影」では、オレンジ矢印が病巣で、青矢印が下顎管といって神経線維や血管の束が走行している空間です。この下顎管まで病巣が大きくなれば、唇の痺れなど大きな問題が起きることが予想されるため、慎重に根管治療を行う必要がありました。

 

さらに、デンタルエックス線写真で確認できるように「破折ファイル」といって根管治療中に折れた器具が残っていました。患者さんの症状としては、痛みと歯茎の大きな腫れがありました。

このような大きな病巣がある場合では、きちんと根管治療を行ってからレントゲンにて病巣が縮小してから被せものへと治療を進めていく必要があるのですが、慌てて被せものの治療がなされ当院に来院されました。

治療はCT撮影により根管の数、走行などが詳細に観察できます。また、前回のケースと同じようにマイクロスコープは必須になります。根管の中を拡大、洗浄を行い、破折ファイルの除去を行いました。この曲がった破折ファイルの除去はとても困難でしたが、何とか除去することができました。

根管治療から4か月後の状態です。この間、治療は3~4回行っています。

 

 

術前・4か月後の比較写真です。

根尖病巣はどの写真を見ても縮小しています。これで根管治療は成功といえます。この状態を確認できてから補綴診療を行うべきです。

今回も保険診療で行っています。

またご相談ください。

 

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ご予約: Tel: 0766-61-2002
診療時間: 午前 8時30分~12時
午後 13時30分~18時
休診: 日曜日・祝日

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