作成者別アーカイブ: Watanabe
162.親知らずの移植
今回も親知らずの移植についてです。
まず下写真からご覧ください。
青〇と緑〇の歯は根だけの状態になっており抜歯する必要があります。
そこで、黄色〇(親知らず)を抜歯して青〇部分に移植する計画としました。
下写真をご覧ください。
黄色〇(親知らず)を移植したレントゲン写真と移植後に縫合した口腔内写真になります。緑〇の歯は後日抜歯しました。
下写真は3か月後のレントゲン写真になります。
移植後、経過良好で赤〇(親知らず)を使ってブリッジが装着されました。
左写真が術前、真ん中が移植3ヶ月後のブリッジが入る前の状態、右写真はブリッジ装着後の写真になります。
青〇の歯は抜歯して代わりに親知らずが引っ越してきました。
日本歯周病学会 歯周病専門医
渡辺歯科医院
161.インプラント周囲の歯肉環境
今回は久しぶりのインプラント症例です。
インプラントは装着した後が重要になります。
インプラントは、歯周病菌に感染したり咬み合わせで壊れてしまったりするため、術後の管理が何よりも重要になります。
そのため、プラークコントロール(ブラッシング:歯ブラシや歯間ブラシ)を上手く行えない患者さんは、インプラントを希望されても行えない場合もあります。
今回は以前にご紹介したインプラントの周囲の歯肉についてのご紹介です。
下写真はインプラントを行う前の写真になります。左写真の状態では、インプラントを行っても十分な角化組織(動かない歯肉)が少ないためにブラッシングが困難になります。右写真は角化組織(動かない歯肉)を増やした後の写真になります。
それではどうやって角化組織(動かない歯肉)を増やすのか?
下写真ですが動かない歯肉を口蓋(上顎の裏)から採取して移植しました。このようにして角化組織を増やします。この治療はそんなに難しい治療でもなく、30~40分くらいで行えます。
このようにインプラント治療を行う前に歯肉の環境を整えることが重要であると考えています。
そしてインプラントを埋入しました。
下写真ですが、左はインプラントフィクスチャーに土台を立てた写真、右は金属冠を装着した写真になります。
インプラント周囲には十分な角化組織(動かない歯肉)が存在しています。そのため、歯ブラシや歯間ブラシによる口腔清掃が十分行える環境になりました。
インプラントは、行うことより、行った後の管理がとても重要になります。術後、ブラッシングを行いやすい環境を先に作っておくことがインプラント治療の成功へと繋がると考えています。
日本歯周病学会 歯周病専門医
渡辺歯科医院
160. 山梨県甲府市の歯周病専門医
今回は後輩が新規開業(降矢歯科)したためご紹介になります。
大学の後輩の降矢和樹先生(日本歯周病学会 歯周病専門医)が山梨県甲府市でご開業されました。
降矢先生とは学生時代からの付き合いになります。当時から器用な先生で長い間、大学附属病院で診療されてきました。歯周病治療も補綴治療(咬み合わせ、インプラント、入れ歯)のスペシャリストです。
山梨県で歯周病にお困りの方いらっしゃいましたら、推薦いたします。
日本歯周病学会 歯周病専門医
渡辺歯科医院
159.歯の移植(親知らず:歯周病症例)
今回も親知らずの移植についてです。
「親知らず」というだけで「抜歯!」と言われる患者さんも多いでですが、抜歯せずに保存しておくと他の部位へ移植することもできます。
口腔内写真と下レントゲンを見てみます。
オレンジ○の歯は歯周病が進行し、根の先まで骨が吸収して無くなっています。そのためオレンジ○の歯は抜歯になります。しかしながら、右下の青○(親知らず)は咬み合う歯もなく余っています。
そこで、青○(親知らず)を抜歯してオレンジ○部分へ移植する計画としました。
移植した写真です。糸で縫合して固定します。
下レントゲンは親知らずを移植した直後です。移植後は、歯の中の神経や血管組織が壊死してしまうので根管治療を行う必要があります。
最終的にブリッジが装着されました。(下写真)
レントゲン写真です。移植して約4か月後です。
歯の周囲に歯槽骨が確認でき、ブリッジとして機能しています。この患者さんは歯周病が進行しており、今後は歯周病治療を行う必要があります。
親知らずの移植はインプラントより有効な手段です。また親知らずの移植は保険適応になります。
日本歯周病学会 歯周病専門医
渡辺歯科医院
158.歯周病と類似疾患
今回は歯周病と類似疾患をご紹介します。
右下奥歯から膿が出るということを主訴に来院されました。
レントゲンを見てみます。
術前のレントゲン(左)では根の先が黒くなっているのが分かります。さらに歯周ポケットは10mmと深い値を示しました。
この患者さんは「歯周病」と思って来院されました。①歯周ポケットが深い②レントゲンで透過像がある、ことから歯周病も疑われます。
しかしながら、この歯に関しましては、根の中に「薬」が入っていないため、歯周病由来の感染ではなく虫歯から根管を経て根の先に膿を作っていることも疑いました。
そこで根管治療(根の中の管の消毒)を行って6ヶ月、術後のレントゲン(右)まで改善しました。矢印の周囲の骨が再生しているのが確認できます。
感染した細菌が虫歯由来なのか歯周病由来なのか、それとも両方なのかで治療のアプローチが違います。今回は虫歯由来の細菌の感染であったため歯周病治療ではなく根管治療で改善しました。
歯茎から膿が出ている場合、歯周病だけが原因ではないこともあります。それを見極めることが重要になります。
日本歯周病学会 歯周病専門医
渡辺歯科医院
157.歯周基本治療の効果
今回はSRP(スケーリング・ルートプレーニング)で骨再生が起こったケースを紹介します。
下レントゲン写真の術前術後の比較です。
術前では矢印部分の骨が根の先まで喪失していますが、現在では根の先の透過像(骨が吸収して黒く写っている部分)がかなり少ない範囲になってきています。
歯周病治療では再生外科療法という方法がありますが、このように歯周基本治療のみで改善する場合も少なくありません。
歯の動揺、歯肉からの出血など歯周病が気になる方は御相談ください。
日本歯周病学会 歯周病専門医
渡辺歯科医院
156.フロスや歯間ブラシ使ってる?「歯間の清掃」を怠る健康リスクとは
また小学館から記事(ライター:坂本正敬さん)がアップされました。
当院が受けた取材の内容です。是非ご覧ください。
フロスや歯間ブラシ使ってる?「歯間の清掃」を怠る健康リスクとは
日本歯周病学会 歯周病専門医
渡辺歯科医院
153.親知らずの移植手術
当院のお盆休みは13~16日になります。
今回も親知らずの移植に関してのご紹介になります。(掲載につきまして患者さんのご了解をいただいています。)
下のレントゲン写真をご覧ください。
①の歯が崩壊しており、抜歯適応となっています。抜歯してしまうとどうなるかといえば、保険診療で考えるなら入れ歯になってしまいます。
そこで今回は①を抜歯して②の親知らずを移植する計画としました。親知らずは②、③、④とあり、今回は②の親知らずが抜歯する①と近いため②の親知らずを移植する計画となりました。
しかしながら、いざ①を抜いた後に②の親知らずを抜歯して移植する予定でしたが、②を探しても完全に骨の中に埋伏しており抜歯することができなかったため、急遽③を移植することになりました。
下はお口の中の写真です。①の歯が崩壊していますので抜歯したあと、③の親知らずを移植します。
③を移植し、縫合した状態です。
下は移植した直後のレントゲン写真です。
③が①の部位に入りました。
その後は、根管治療(神経の管の治療)を行い、土台を立て、ブリッジ(白点線枠)の支台歯(支えになる歯)となりました。
下写真はブリッジが装着された後の写真です。
側面の写真です。
親知らずの移植は保険診療で行うことができます。入れ歯がどうしても入れたくない場合など、とても有効な手段となります。しかしながら、親知らずだからといって何でも移植するべきではありません。
例えば、親知らずの前の歯(第一大臼歯や第二大臼歯)が1.神経をとっている歯である、2.歯周病が進行している、または3.親知らず自体に咬み合う歯がある場合は、親知らずであれど抜歯して移植することは無意味になります。つまり、周囲の歯の状態を考えることが重要になります。
※ブリッジ(下図:5部分が抜けた場合、4と6を土台として固定性の被せものを入れること)

当院は歯周病治療を中心として、歯の移植、インプラント、入れ歯など患者さんに応じていろんな治療法を選択できると思います。ご希望の方があればご相談ください。
日本歯周病学会 歯周病専門医
日本補綴歯科学会 専門医
渡辺歯科医院
































