以前のブログでご紹介したトンネリングという方法です。
下顎第一大臼歯(左下6)の根分岐部(根と根の間)の炎症が認められます。
奥歯の根は複数あるため、前歯と比べると複雑な構造になっています。そのため一旦歯周病が進行してしまうと前歯より治りにくいのです。この歯は、頬側~舌側まで水平的に歯周ポケットが完全に貫通しているため、根分岐部の間の清掃ができない状態です。
根分岐部に歯間ブラシが入るように歯の形態を修正しました。
術後、根分岐部のプラークコントロールが改善されました。
渡辺歯科医院
日本歯周病学会 歯周病専門医