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242.根管治療

今回も根管治療です。

患者さんに許可を得てアップしています。

今回のケースはかなり難易度が高く、根気・体力・集中力が必要でした。

術前のレントゲンです。

パノラマ、デンタルの写真でわかるように大きな病巣です。また、CT撮影も行いました。CT写真の「前から見た断層撮影」では、オレンジ矢印が病巣で、青矢印が下顎管といって神経線維や血管の束が走行している空間です。この下顎管まで病巣が大きくなれば、唇の痺れなど大きな問題が起きることが予想されるため、慎重に根管治療を行う必要がありました。

 

さらに、デンタルエックス線写真で確認できるように「破折ファイル」といって根管治療中に折れた器具が残っていました。患者さんの症状としては、痛みと歯茎の大きな腫れがありました。

このような大きな病巣がある場合では、きちんと根管治療を行ってからレントゲンにて病巣が縮小してから被せものへと治療を進めていく必要があるのですが、慌てて被せものの治療がなされ当院に来院されました。

治療はCT撮影により根管の数、走行などが詳細に観察できます。また、前回のケースと同じようにマイクロスコープは必須になります。根管の中を拡大、洗浄を行い、破折ファイルの除去を行いました。この曲がった破折ファイルの除去はとても困難でしたが、何とか除去することができました。

根管治療から4か月後の状態です。この間、治療は3~4回行っています。

 

 

術前・4か月後の比較写真です。

根尖病巣はどの写真を見ても縮小しています。これで根管治療は成功といえます。この状態を確認できてから補綴診療を行うべきです。

今回も保険診療で行っています。

またご相談ください。

 

日本歯周病学会 歯周病専門医・指導医

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