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239.根管治療

「歯茎が腫れた」場合、歯周病と思い込んで来院されることが多いですが、「感染根管」の場合があります。

「感染根管」とは歯の中の歯髄(神経や血管が入った組織)が感染してしまっていることをいいます。この場合、「根管治療」といって根管の中の消毒が必要になります。

左写真は術前です。オレンジ色の矢印部分に黒い影があります。つまり、根管の中が細菌感染してしまっているのです。

右は根管治療後です。黒い影の部分(感染して骨が溶けている部分)が消失し、骨再生が確認できます。

 

狭い口腔内での根管治療はたいへん困難です。さらに奥歯になると、歯根の数が複数存在し、見えにくくなります。奥歯になるほど根管治療は困難になります。

そこで、CT撮影による精密検査マイクロスコープの使用は根管治療にとっては必須になると考えています。

また、根管治療後は最低でも1ヶ月は経過観察した上で最終的な薬を入れる必要があると考えています。「黒い影(骨吸収)」が大きな場合では、6カ月以上経過観察し、レントゲンで治癒傾向(黒い影が縮小傾向になっているか)を確認してから最終的な薬を入れる場合もあります。

今回のケースも4カ月以上経過観察してから最終的な薬を入れています。

またご相談ください。

 

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