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233.インプラント治療

今回もインプラント治療です。

インプラントは「歯周病菌」に感染し、「インプラント周囲炎」を起こす可能性があります。

歯が喪失した場合に、治療の第一選択肢としてインプラントありきではなく、「歯の移植(特に不必要な親知らず)」、「ブリッジ」、「入れ歯」を第一に考え、それで対応できない場合に「患者さんの希望」があれば、様々なリスクを説明した上で「インプラント」を選択すべきと考えています。

下写真です。①、②の部分が欠損しており③の歯は傾斜しています。この場合、③の歯も抜歯して3本のインプラントで連結冠を装着する治療計画が一般的であるかと思います。しかしながら、抜歯に抵抗がある場合には、③の歯に内冠という金属冠を被せた上で①、②、③を連結するという方向を選択しました。

 

インプラントと歯の連結は基本的には行いません。それは、クッションがある歯とクッションがないインプラントを連結することは良くないと言われているからです。そこで、今回のケースは上記の治療計画とし、③の歯に装着する内冠の上にインプラントとの連結冠(これはいざという時に取り外し可能)を装着する予定としました。

①のインプラント埋入後のCT写真です。パノラマレントゲン写真のみではインプラントが正しく埋入されたか確認できませんのでCT撮影を行います。きちんと骨の中央に埋入されたことが確認できます。

 

②のインプラント埋入後のCT写真です。これもきちんと骨の中に埋入されたことが確認できました。

 

3か月後にインプラントが骨と結合したことが確認できた後に連結冠装着予定です。

このブログは、「こんな治療法もあるんだ」と認知していただいたり、通院されている患者さんに見てもらえたり、同僚の歯科医に見てもらえれば良いかと思い患者さんの了解を得てアップしています。

インプラント治療も、その患者さんにとってよりベターな他の治療法があれば、それを選択すべきと考えています。それは、インプラントは手術することより、入ったインプラントを感染させずに咬み合わせを維持していくことの方がずっと困難であるからです。慎重に治療計画を立てる必要があります。

インプラント治療を希望されてお問い合わせいただくこともありますが、歯周病治療を優先しますし、咬み合わせに必要な虫歯治療を優先する場合もあり、直ぐにインプラント治療に辿り着かない場合がほとんどです。

歯周病専門医、日本補綴歯科学会専門医として「治療計画」をきちんと立案した上で診療を進めています。

またご相談ください。

 

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