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230.根管治療

 新型コロナウィルスによる緊急事態宣言が発令されています。富山県では人口に対する感染者の割合が全国でワースト3位になっています。Stay Homeで人と人の接触を減らすことが何より重要です。感染拡大を防ぐために全員が協力して早く解決したいものです。

 

今回は根管治療に関してです。

※患者さんに了解を得て掲載しています。

術前写真です。オレンジ矢印部分に黒い影が見えます。根管(根の中の管)が細菌感染しているため、歯を支えている骨が溶けている状態です。

症状としては、歯茎の腫れ、痛み、歯の動揺があります。根の先の骨が溶けてしまっているため、咬んだり指で押すと縦に動揺してしまいます。

 

歯の中には歯髄という組織があります。その歯髄には「神経線維」、「血管」、「細胞」があります。よく歯科医院で「神経を取ります」と言われたことがあると思いますが、「神経線維」がけでなく細菌から防御してくれる「血管」も取り除いてしまうことになるのです。

そのため、血管の無い歯の中は「細菌に対する防御」ができません。いわゆる神経を取った時、冠を装着する時などに細菌感染してしまうとこのように感染してしまい、根の先の骨が溶けてしまうのです。

このようになってしまえば、冠を外して根の中の消毒をする必要があります。この根の中の消毒を「根管治療」といいます。この根管治療は奥歯になればなるほど困難で高い技術と根気が必要になります。

当院ではCT撮影とマイクロスコープ(手術用顕微鏡)を使って「保険診療」で行っています。

術後4年のレントゲンです。術前で見られた黒い影は無く、根の先の骨が再生しています。

 

根管治療はとても難易度が高い治療です。このように成功する場合もありますが困難な場合ももちろんあります。しかしながら、できるだけ正確な診療を行うためにCT撮影とマイクロスコープは必須ではないかと考えています。

 

 

またご相談ください。

 

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