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184.歯周病の再生治療

歯周病の再生療法のお話です。

歯周病治療には外科治療もあります。歯周基本治療のみで改善が得られなかった場合、もっと積極的に歯周組織の再生を狙っていく場合など「歯周外科療法」という方法があります。

今回はGTR法といってコラーゲン膜を使用した場合と、自家骨移植といってご自分の歯槽骨を採取して骨が吸収した部位に移植する方法の紹介です。

左写真が術前。そして真ん中の写真が歯肉を剥離した写真です。この点線部が歯周病によって骨吸収が起こった部位です。左写真は、骨吸収が起きた部分にティッシュガイドというコラーゲン膜を置き固定した写真です。

 

専門的な説明をすると、通常コラーゲン膜を置かずに剥離した歯肉を元の位置に戻すと上皮が骨欠損部に入り込み結合組織性付着や骨再生が期待しにくくなります。コラーゲン膜は上皮の深部増殖を防ぐための遮断膜になり、時間とともに生体に吸収されます。

次に自家骨移植について。自家骨移植は歯周病によって骨吸収が起きた部分に周囲の骨を採取して移植する方法です。

左写真の点線部分に骨吸収が見られます。そこに採取した自家骨(下写真)を右写真(点線)に移植しました。


 

この移植した骨自体も歯槽骨となる可能性がありますが、GTR法と同じように上皮を遮断し、歯根膜細胞を誘導して歯周組織を再生する目的があります。

歯周病の専門的な治療をご希望な方は、このような特殊な外科療法もできます。

またご相談ください。

 

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