今回は歯槽骨の再生が認められたケースの紹介です。
下は術前写真です。
オレンジ矢印から9mmの歯周ポケットがあり、また青矢印部分に根尖病巣が認められます。
そこで、根管治療(根の中の消毒)とスケーリング・ルートプレーニングを行いました。歯の中の除菌と歯の周りの除菌を並行して行いました。
術後が下写真です。
オレンジ矢印の部分に骨再生が認められ、歯周ポケットも9mmから3mmに改善しました。また根尖部透過像(根尖病巣:青矢印)も改善しています。
歯周ポケットからの感染と根管内からの感染が合わせて起こった場合はとても治りにくいのですが、良好に改善したケースといえます。
歯周基本治療がとても重要といえます。
3/11に地域で歯周病と虫歯に関する講演を行わせていただきます。そのまとめもアップしていきたいと思います。
日本歯周病学会 歯周病専門医
渡辺歯科医院