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11.歯周病症例(歯周-矯正治療)

今回は矯正治療を希望された歯周病患者さんの症例です。患者さんは26歳女性で矯正治療を希望され、矯正科を来院されました。しかしながら、プラークコントロールができていない場合、矯正装置をつけて歯を動かしていくと炎症状態がさらに悪化してしまいます。そこで、矯正科から依頼を受け歯周病治療を優先しました。私がブラッシング指導を行った経験で、右利きの方は右上、右下がとても歯ブラシが行いにくいように思います。この患者さんも右利きで、右下の歯石は噛む面にまで及んでいます。全体的に歯肉が腫れ、エックス線でも奥歯を中心に骨吸収が認められます。歯周ポケット検査の赤字の部分は、出血が認められた部分です。歯周ポケットが深く(4mm以上の歯周ポケットが多く認められます)、歯周ポケット内の炎症も強いことがわかります。

では、治療計画です。まずは、歯間ブラシ、歯ブラシの練習、スケーリング、ルートプレーニングを行い、矯正科の診断により上の左右の5番と8番を抜歯することとしました。炎症が強いまま矯正治療を行ってしまえば、炎症を助長し骨吸収が進んでしまいます。最低でもスケーリング・ルートプレーニングを行い炎症性因子のコントロールを行っておく必要があります。歯周外科処置は、左右下の一番奥の歯の奥の部分だけ、歯肉剥離掻爬術を行いました。それ以外の部分は、スケーリング・ルートプレーニングのみで改善しました。

術後の写真になります。エックス線所見でも、歯槽骨骨頂部と歯根膜腔が明瞭化(レントゲンで骨がはっきり写ること)しました。歯周ポケットも3mm以下に改善し現在も良好に経過しています。この患者さんは、歯間ブラシとワンタフトブラシの2種類の清掃道具を使っていただいています。このように、歯ブラシよりもワンタフトブラシが使いやすい患者さんもいらっしゃいます。ブラッシング指導は、患者さんに合わせて一番適切な方法を選択する必要があります。

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