歯周病の歯ブラシの方法を紹介します。
「マッサージするように小刻みに動かす」のが良いといわれますが、そうではなく「ある程度大きく動かす」方が良いと思います。マッサージ効果を期待して小刻みに動かしても、肝心のプラークが除去できなければ意味がないからです。
炎症の出所は歯と歯の間の歯茎ですので、必ず歯間ブラシが先で、その後に歯ブラシを使用してください。
おすすめは、ナイロン・3列・硬さふつうの歯ブラシです。毛先が細いもの、ギザギザのもの、柔らかい歯ブラシは高度なテクニックがないと上手にはプラークが落とせません。子供用の歯ブラシは、スタンダードなものが多いためお勧めです。歯ブラシは「小」は「大」を兼ねます。
歯茎に対して斜めに歯ブラシを向けて20往復させてください。難しければ、のこぎりを引くように奥から手前へと繰り返し動かすといいと思います。
渡辺歯科医院
日本歯周病学会 歯周病専門医