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116.「動く歯茎」を「動かない歯茎」へ!

このブログによく登場する「動く歯茎」と「動かない歯茎」の話です。歯の周りには「動かない歯茎」が十分あった方が、歯周病治療をおこなっていく上で有利なことが多いと考えています。

今回は、ブリッジを入れる前に歯の周囲に「動かない歯茎」を移動する手術を行いました。

 

下写真のオレンジは、「動く歯茎」と「動かない歯茎」の境界線です。「動かない歯茎」が無く、「動く歯茎」が歯の周りを覆っています。

付着歯肉狭少

 

そこで、下写真のように青線部分の「動かない歯茎」を、緑線部分へ移動して歯の周囲(頬側)に「動かない歯茎」を形成する計画としました。


 

移動が終了して縫合後の写真です。移動した部分にはテルダーミスという創傷治癒材を移植しています。


 

歯の周囲に「動かない歯茎」が3mm程度形成されました。

付着歯肉増大

 

「動く歯茎」と「動かない歯茎」の必要論は論文によっても賛否両論ですが、①「動かない歯茎」がどうしても必要な場合があること、②「動かない歯茎」があることでブラッシングが行いやすく歯周組織が安定しメインテナンスを行いやすくなると考えています。

この手術は有茎歯肉移植術といいます。手術は15分くらいで完了しています。簡単な外科治療を行うことで「歯を長持ちさせる」ことが出来ればそんなに大変なことではないと考えています。

 

 

 


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