日本歯周病学会 歯周病専門医

0766-61-2002

富山県小矢部市津沢796-4

渡辺歯科医院HOME渡辺歯科医院Blog > 115.歯周病を増悪する頬小帯

渡辺歯科医院Blog

115.歯周病を増悪する頬小帯

今回は頬小帯切除術のご紹介となります。

電話でのお問い合わせで、ブログに紹介している手術は他の大きな病院で行うのかと聞かれますが、全て当院で行っています。腫瘍や骨折など大きな手術は行えませんが、歯周外科療法、歯の移植手術、インプラントなどは当院で十分行うことが可能です。

下写真をご覧ください。仮歯を装着している部分の歯茎ですが、頬小帯というスジがあり、歯周ポケットを深くしている上に、被せ物(金属冠)の型も採りにくい状態となっています。


そこで、まずその頬小帯を下方に移動させ縫合させました。(下写真)


創面が露出した部分に「テルダーミス」というコラーゲンが材料を移植しました(下写真)。いつもは、上顎から遊離歯肉を移植するのですが、今回は手術部位を1ヶ所にしたいためコラーゲンを利用しました。遊離歯肉移植を行うよりは付着歯肉幅は得られないことが考えられますが、手術部位が1ヶ所のため簡易的に行うことが出来ます。


術後2週間です(下写真)。頬小帯が下方に移動することができ、経過良好です。


 

まだ仮歯のままで経過観察が必要ですが、術後1ヶ月を目安に歯肉の状態が安定した後に型採りを行う予定です。小帯が切除できたことで、ブラッシングも行いやすくなりました。

この手術もそうですが、ほとんどの歯周外科は保険診療で行うことが可能です。またご相談ください。

 


日本歯周病学会・歯周病専門医

渡辺歯科医院

診療時間

ご予約: Tel: 0766-61-2002
診療時間: 午前 8時30分~12時
午後 13時30分~18時
休診: 日曜日・祝日

医院の紹介はこちら

渡辺歯科医院Blog

月別アーカイブ

リンク