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68.歯(親知らず)の移植:レントゲン

ブログNo.67の続きです。

移植した親知らずのレントゲン像を見ていきます。

左写真から術前→移植直後→移植14か月後です。

次にデンタルエックス線撮影で細かく見ていきます。

左から移植直後→移植2ヶ月後→移植14か月後です。

移植2ヶ月後に歯周ポケット検査を行った結果、遠心(奥側)に9mmの歯周ポケットが認められました。何回か超音波スケーラーとイソジンによるポケット内洗浄を行いましたが改善しませんでした。そこで、SRPを行った結果、1ヶ月後に歯周ポケットが消失しました。

歯の周囲にある歯根膜という組織(30μmくらいのフィルム)があり、その組織が移植の成功の鍵を握っています。その組織に骨、セメント質などを再生してくれる細胞があります。つまり親知らずを抜くときにできるだけ歯根膜は損傷してはいけません。今回は、上手くSRPで対応し歯周ポケットが改善しました。

また、今回の移植は「歯の神経」が術後も生きていました。ほとんどの場合は、移植後に歯の神経が死んでしまい根管治療が必要になりますが、今回は神経が生きていたため根管治療を行う必要はありませんでした。

 

 

 

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